本記事の内容
題名の通りです.整数論に関する洋書を輪講で読んでいるのですが,様々な角度から整数論に関することを解説しており,とても面白いです.
その中でも,素数の無限個存在証明をいくつか紹介している部分があり,その部分をまとめてみました.

Concrete Mathematics: A Foundation for Computer Science
- 作者:Graham, Ronald L. Knuth, Donald E. Patashnik, Oren
- 発売日: 1994/02/28
- メディア: ハードカバー
証明
解法2
証明
とする.ただし
である.
任意のにおいて,gcd(
) = 1が成立する.
を
における最小の素因数とすると,
はそれぞれ値の異なる無限の素数列となる.
したがって素数は無限個存在する.
解説
(これをユークリッド数という)の性質をうまく利用した,美しい解法.
最後に
他にも「こんな証明方法があるよ!」という方がいらっしゃったら,コメントで教えてください!